施術法

自然堂ではオリジナルのものを含め、さまざまな施術法を用いています。その中から主なものをご紹介します。

 

鍼・灸 脉診流経絡治療による、気(エネルギー)の調整の為の治療を中心に行なっています。非常に細い鍼を使用し、手足の経穴(通常は、2~4箇所)に鍼を打ちます。この様な治療を本治法といいます。必要に応じ、標治法(主訴・症状のある部位に直接行なう治療)も行ないます。

 

古典的な脉診流経絡治療以外にも、東洋医学の原理に基づく治療も行なっています。運動器疾患に対しては、解剖生理に基づいた現代的な鍼治療と同時に、エネルギー(気)がブロックされている部分への治療を行います。慢性疾患に対してはお灸も合わせて行います。 

 

整体・カイロプラクティック・オステオパシーなど

これらの手技の中で、力(強制的にボキボキ鳴らしたり、強くひねったり、強い圧力をかけるもの)を必要としないソフトなものを組み合わせて、日本人向けにアレンジしたものを「身体のバランス(アライメント)」を整え、滞っているエネルギー(気)の流れを調整するために使用しています。

  

強い調整のボキボキする音がする・しないは、治療効果にはまったく関係ありません。現代人の多くは、身体の使い過ぎによる問題よりも、精神的なストレスや身体を使わないことから生じる問題が多くなっています。もともと身体が弱っている人は、身体を支えるもの(筋、靭帯、骨など)が弱いため、捻ったり、強く押したりするような矯正法は、かえって身体を悪くしてしまうことになります。

 

用いている主なテクニックには、

カイロプラクティック・アクティベーターを使用しての矯正

ブロック・テクニック(SOT療法)

筋エネルギー・テクニック

などがあります。

 

 

アライメントの調整の重要性については

身体のバランスは心と細胞にも影響する!

   

軟部組織モビリゼーション(STM)

マッサージ、結合織マッサージ、指圧、神経・筋テクニック、鍼圧、筋膜モビリゼーション、筋膜リリース、マイオセラピー等の考え方・手技を取り入れたCBS独特の方法で、軟部組織(筋や靭帯への治療を目的に行っています。

  

 筋膜リリース(筋膜の調整)の

重要性については、 筋膜」についてへ

 

クラニオ・セイクラル・ワーク(頭蓋-仙骨療法)

人間の頭蓋骨は大小20以上の骨が組み合わさっています。それらは一見、ヘルメットのように固く結合しているように見えますが、実際には、呼吸をしているかのように固有の動きがあります。

 

この動きは、脳脊髄液の作り出されるのと吸収されるバランスが変化することで生まれます。脳脊髄液は脳を衝撃から守り、栄養を与えています。そしてこの動きは、脳を包む膜(硬膜)から脊髄を経由して仙骨にまで伝わっていきます。

 

けがや手術、過度のストレスや、悪い食事、ウイルスや細菌、化学物質などによりこの循環が崩れてしまうと、様々な不快な症状を生みます。また、心のバランスも崩しやすくなります。

 

この頭蓋―仙骨システムの動きを回復することにより、自律神経系やホルモンのバランスを整え、良好な状態へと導きます。

 

メディカルアロマテラピー

ケモタイプと呼ばれる治療効果があるとされる精油をリラクゼーションだけではなく、治療効果の促進を目的として使用します。

 

その方に必要な精油を選び組み合わせるので、調合されたオイルは、その人だけのオリジナルなものになります。好みのにおいや、この症状にはこの精油というようにあてはめて選んでいく方式ではないため、通常行われているアロマテラピーとは異なる治療効果が得られます。

 

精油には科学的な成分が含まれ、薬理的な作用があります。

 

以下は主な作用です

  • 女性ホルモンの働きを刺激するエストロゲン様作用
  • 排便を促進する緩下作用
  • 身体の各器官の機能を向上させる強壮作用
  • 胃液の分泌活動を刺激して調子を整える健胃作用
  • 炎症を軽減させる抗炎症作用
  • 血圧を下げる降圧作用
  • 出血を止める止血作用
  • 組織を引き締める収斂作用
  • 不安や緊張を取り除く抗不安作用
  • 痙攣性の痛みを軽減させる鎮痙作用
  • 痛みや興奮を和らげる鎮静作用
  • 月経を促進したり規則正しくする通経作用

など

 

また、アロマテラピーでは精油がもつ香りによる芳香効果があります。アロマコロジーという研究によると、香りの分子が鼻の奥の嗅上皮から、嗅神経を介して、脳の辺縁系へ伝わり、精神的なストレスを緩和するということ等が明らかになっています。

 

治療のためのトリートメント

 

精油を皮膚から吸収させることを目的に行います。皮膚からの吸収を精油は皮膚の表面から真皮へと吸収され、毛細血管から全身を巡ります。トリートメントを行うと、古い角質層の細胞が1~3層ほどがこすれて落ち、精油の持つ成分がより吸収され、身体に作用ししていきます。また、脳内からエンドルフィンなどが放出され、リンパ、血液の循環も改善され、痛みが緩和されたり、リラックス感も出てきます。

 

アロマテラピーは現在あるストレスや不安の解消だけでなく、気付いていないストレスにまで働きかけ軽減し、ストレスによる心拍や血圧の上昇という身体内部の反応もを軽減させます。

 

使用している精油

フランスで医療に使われている非常に信頼できるものです。

 

・野生(公害に汚染されていない所)または、化学薬品を一切使わ    

 ずに栽培、湧水を使用

・採集される季節、時間など詳細に指定

・一種類の植物から蒸留法で抽出

・食品添加物の許可(飲むことができるほどの品質)

・ケモタイプ(科学種)の明記

 

キャリアオイル

精油を希釈し、滑らかにトリートメントを行うための基材であり皮膚に栄養を与えるキャリアオイルも重要です。

 

天然ワックスに分類されるホホバオイルを使用

 

特徴

・酸化しにくい

・皮膚への浸透性が良い

・皮膚への刺激が少ない

・伸びやすい

・油っぽい感じが少ない

 

   チューニング・ディスク
   チューニング・ディスク

フラワーエッセンス(フラワーレメディ)

マイナスな感情をプラスに変えるとされていて、日本では「癒し」に効果があると女性に人気ですが、欧米では代替医療の一分野として広く認知されています。フラワーエッセンスは、花が持つポジティブな振動波(気=エネルギー)を水に転写(太陽法と煮沸法)したものです。

 

精神的な問題が症状に関係している場合、直接身体からのアプローチとともに、停滞している気(エネルギー)の流れやひずみを整えることで、内部環境の変化と治癒を促す作用が期待できます。

 

オーストラリアンワイルドフラワーエッセンスのカード状の検査キットを用いて、必要なものを選んでいきます。

 

88種類のエッセンスにはそれぞれ、「治療特性と問題点キーワード」があります。選ばれたエッセンスから、自分では気付いていなかった問題に気づくことで、問題の根本原因に対してのアプローチが可能になります。

 

※他に使用している主なエッセンスは、FES(フラワーエッセンスサービス)、バッチフラワーレメディなど。検査キットを用いる方法の他には、施術者がキネシオロジー(筋肉反応検査)のフィンガーテストにより選ぶ方法、また、患者さんに直接エッセンスのボトルを握ってもらい検査をする方法等があります。

 

フラワーエッセンス ・使用例

 

※ご自宅でのケア用、家族用等を目的としたカウンセリングをご希望の方は、お問合せください。

 

物理療法機器

 

鍼ができない部位、炎症している部位や、身体の深部に対して、治癒の促進・筋の拘縮を緩める・また、痛みの緩和等を目的に用います。また、筋力が弱いことが原因による症状の緩和のために、筋を刺激することで、筋力の維持・向上を目的として、使用します。

 

その他

偏った生活習慣や間違った体の使い方は、体のバランスを崩す大きな要因となります。姿勢や体の使い方の改善、体幹の改善・強化、運動療法、Y.E.S(Your Exellent Self) 米国式セルフ・コーチングシステム)など、必要・状態に応じてご指導、ご提案いたします。